結婚の条件、家族の形
「妻をめとらば 才たけて みめうるわしく なさけある」
聞いた事があるこの詩は、「結婚するなら、頭がよくて、美しく、しかも心根がやさしい女性を選びなさい」という、男性から見た妻となる女性の条件をうたったものだそうです。
私の世代は、「三高」といって、高学歴、高収入、高身長、が男性を選ぶ条件と言われていましたが、これは女性からみた条件ですから、いつの間にか、選ぶ方と選ばれる方の立場が逆転してしまったようですね。
現代は、結婚や家族というものに対する受け止め方が、だいぶ変わってきていますので、父親を家長とした昔ながらの「お父さんが一番えらい」形から、運命共同体やパートナーといった形に変わってきたように思います。
なので、女性も専業主婦として家庭に入り、子育てに専念するというよりも、共働きで家事や育児も分担して行う、というのが現代の夫婦の形であるように思います。
ところで、結婚の条件について、今の若者はどう考えるのでしょうか。
私の場合は生活基盤となる収入が安定していることを第一に考えていましたので、結婚しようと決心したのは、給料が少し上がった就職後2年程たってからの事でした。
経済的、社会的に自立していることは家庭をもつ前提条件であるという考えは、今も変わらない真理だと思います。
ですが、出会いがないとか、給料が少ないとか、石橋を叩き過ぎた結果、晩婚化や未婚化が進んでいるというこの国の現状は、どうしたものかと思います。
厚生労働省の「令和2年(2020)人口動態統計月報年計」によると、
平均初婚年齢は夫31.0 歳、妻は29.4 歳。婚姻件数は、52万5490組で前年よりも約7万組も減少しているようです。
初婚年齢は男女とも前年とほぼ変わらずですが、婚姻件数が減っているのが問題ですね。
日本の将来に対する悲観的な思いが、パートナー選びを慎重にさせているのかもしれません。
もう少し若者らしく思いのままに突っ走りダメだったらやり直す、というのもありだと思う今日この頃です。
花嫁の父とは
妻をもらいに行った日は、今でも覚えています。
これは経験された方は忘れられないとは思いますが、生涯で最も緊張した時間だったと思います。
妻のお父さんは、事前に娘から話は聞いていたのだと思いますが、初対面の私があまりに緊張しているのを察してか、冗談を交えながらとてもフランクに接してもらいました。
「何か話があるんだろうけど、今からステーキ焼くから、話はその後で」と。
さて時は流れて、年頃の娘の父親となった私は、あの時の妻のお父さんの立場になっています。
年末に下の娘が「彼氏」を連れて二人で来るようです。さて、どういう展開となるのか。。
花嫁の父となる覚悟をそろそろした方が良さそうですね。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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