小学校1年から4年まで、佐賀県の唐津に住んでいました。唐津は唐津城と虹の松原と、11月の唐津くんちが有名な町です。
私が人生で最初に体験した祭りは、この唐津くんちでしたから、私の中の祭りはこれ1択です。だれでも1つは自分の祭りを持っているのではないかと思います。
私はその後も親の転勤のために各地を転々としましたが、後にも先にも唐津くんちは最高です。独特の笛の調べと山車(やま)の数々。
昼間に近くの砂地の広場に山車が勢揃い(御旅所神幸 )した後、翌日は城下町を練り歩きます(町廻り)。子供達の一番人気は「鯛山(たいやま)」でしたね。車輪付きの山車に、大きな鯛の飾りが乗ってて、とてもかわいいんですよ。
(出典:唐津観光協会)
唐津くんちの帰りに、母がインコのひなを買ってくれました。どういういきさつだったかは忘れましたが、その黄色い小さい生き物が私にとっての初めてのペットでした。
インコのひなは、ひな用のえさを食べさせなくてはならなかったのを知らず、大人の鳥用のえさを与えてしまったことが原因で、1週間もたたずに死なせてしまい、とても悲しかったのを覚えています。
小学4年生頃のことですが、同じクラスのY君と体育の時間に遠泳を競いました。
当時、中学生くらいになると海を数キロ泳ぐ「遠泳大会」が実施されてたと思いますが、小学生はプールでした。
25mプールを往復しながらクラスみんなで距離を競ったのですが、最終的に残ったのはY君と私の二人だけ。二人とも20往復(1km)くらいしたんですが授業時間内に勝負がつかず、引き分けとなりました。
その後に授業があったかどうかは忘れましたが、心地よい疲労感とともに、その達成感はとても大きかったですね。
小学校4年生頃って最後の少年時代だと思います。5年生くらいになると少し親に反抗し始めたりして。たしか第二成長期が始まるのもこの頃ですから、自然な事なんですけどね。
この年の夏休みに、私は父親の仕事の都合で福岡県の小学校に転校したのですが、私にとって唐津で過ごした時代はまさに少年時代の色褪せない思い出です。
大人になってから一度訪ねたことがあるのですが、正直あまり覚えていなくて、こんな感じだったかなあ、って。
当時住んでいた社宅はなくなっていて、遊んでいた広場も、近くの山も川も、すっかり景色が変わっていました。バイパスなんかできてたりして。
今度暇になったら、もう一度ゆっくり歩いてみたいと思います。唐津くんちの時期、11月初旬がいいですね。
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