2021年出版の「後悔しない生き方 人生を豊かにすで有意義なものにする30の方法」という本の紹介をさせてください。
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この本では、40代前半で亡くなった親友の遺した言葉「人生で最大の後悔は何か?」という問いかけに、著者の経験から得られた、良かれと思われる30の行動を解説されています。
まず最初に、著者の「後悔」の定義は、こちらです。
後悔とは、すべきでないことをしたことと、すべきことをしなかったことで、どちらも不幸、失意、自責の原因となる。
先の事を考えずに、または、そこまで思いが及ばずにとった行動、またはとらなかった行動の結果です。
したがって重要なのは、意思決定をする際に「その先の未来で自分が後悔するかどうかを考慮したかどうか」です。
後悔をしない生き方を実践する上では、
という5つの基本方針によって、自分がどう行動すべきかを意思決定した方がよいということです。
つまり、これらの基本方針を理解した上で、ものの見方を変える努力をした方がよさそうだ、というのがこの本の私の感想です。
例えば「1日1日を大切に生きる」の項では、悪性腫瘍と診断された著者が、その後「手術が成功したら、周囲の人ともっと良好な関係を築いて充実した人生を送ろう」と決意する経験談が語られています。
よくある話には見えますが、生死にかかわる病気を告知されてから、自分の人生への向き合い方を見直すのではなく、
常日頃から意識して生活すべきであることは、誰もが心では分かっている事でしょう。
しかし実際はそうはいかない事の方が多いですね。
また「困難に挑戦する」の項では、失敗のリスクを避けるのではなく、成功する可能性に賭けることの重要性が述べられています。
もし失敗した時の最悪の事態は何か?果たして再起不能にはなりませんよね。
ならば、「思い切ってやってみれば良かった!」と後から後悔するよりは、自分を信じてやってみればいいんです。
リスクを取れば成功するチャンスがあるかもしれません。
この本の最初の項で、著者とその妻が、仕事と生活と育児に追われ、自分を見失っていた時に、
「これは自分たちが思い描いた人生ではない」と自覚し、妻のキムがこういいます。
1年間ヨーロッパで過ごしてみてはどうかしら、向こうでならビジョンを現実にして家族で楽しい冒険ができると思うわ」
これをきっかけに、家族は1か月後にロンドンへと旅立ちます。
自宅も車もレンタルに出し、それぞれの仕事の調整もして。
なんて素敵なエピソードでしょうか。やればできるという事は、きっと多いんですよね。
というか、私を含めてほとんどの人がやろうとしないのは、なぜでしょうか。
できない理由を探すのではなく、問題を乗り越えて成功するにはどうするかを考えて、実行に移すことを、ぜひ自分の行動指針としたいものです。
私たちはいろんな場面で、自分の心の声を聞いているはずなんですが、その声に従うことは少ない気がします。
自分の心の声に耳を澄ませ、後悔のない人生に続く行動を選択していきたいですね。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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