2020年公開の予定がコロナ禍により延期となり、2022年5月27日公開となりました。
29日までの公開3日間の劇場導員数74万人、興行収入11億円だそうで今作も大ヒットしそうですね。
アメリカ海軍パイロットのエリート養成学校、通称〝トップガン〞に所属する戦闘機パイロットたちの栄光と挫折を描いた前作『トップガン』から36年も経ってしまいましたが、
ついに〝マーヴェリック〞がスクリーンに戻ってきました。
今回の物語では、トップガンの伝説的なパイロットであるマーヴェリックが、新たな任務のためにトップガンの教官として帰還するところから始まります。
主人公マーヴェリック役を演じるのはご存知トム・クルーズ。
トムは1962年生まれの撮影当時は58歳だったようですが、いやはや衰えませんね。
劇中でも友人や彼女から「その顔はやめて」とか「その顔はよせ」と言われる程、なんでも許してあげたくなるような素敵は笑顔は相変わらずですね。
その58歳のトムですが、このトップガンには外ならぬ思い入れがあった事は確かなようで、実際の戦闘機に乗って撮影するために、様々な軍の訓練を受けて撮影に臨んだそうです。
さすがはトムです。
マーヴェリックが指導する若きエースパイロット達の中には、かつてマーヴェリックの相棒だったグースの息子ルースター(マイルズ・テラー)がいて、過去の確執から二人は微妙な距離を保ったままストーリーは進みます。
このマイルズ・テラーという俳優さん。かつて「セッション(2014年)」という映画でジャズドラマーを目指す音楽学校の学生として、異常なまでのいじめを行う指導者との息の詰まる演技で注目を集めた人です。
今回の役どころでは、マーベリックとのわだかまりを抱えたまま作戦に出撃するんですが、敵機とのドッグファイトの中で、お互いに心を許しあえるようになっていきます。
この俳優さん、セッションの時はパッとしませんでしたが、今回の役どころは素敵でした。今後人気がでるかもしれません。
ヴァル・キルマーは1959年生まれの61歳。
前作ではマーヴェリックのライバル役として存在感を示しました。
実生活では喉の癌治療を受けた影響で、以前のようには話せないそうですが、それをおしてもこの作品にでたかったそうです。
今作劇中の二人は、LINEで会話する程お互いを尊敬しあう仲の良い間柄に。
アイスマン、また会えて良かった。
ジェニファー・コネリーは1970年生まれの50歳。1985年の『フェノミナ』というホラー映画の主演の女優さんだそうですが、私もこの映画見たんですが忘れてました。
当時日本ではポスト『ブルック・シールズ』として注目されアイドル的な人気を得たそうですが、その後は低迷していたようです。
劇中ではマーベリックの昔の彼女という役でしたが、若すぎず、それでいて年相応の美しさもあってとても良い感じでしたね。
ペニーは酒場の女主人ですが、郊外に2階建ての自宅とヨットも所持しているという、なんとも羨ましい設定です。
このペニーとトムの2回目の恋が始まっていく過程が、なんともゆったりとした大人の恋という感じで、こちらもまた羨ましい感じでした。
今回の作品では前作のオマージュのようなシーンが数多く散りばめてあり、ルースターが酒場でピアノを弾いて歌うシーンや、ビーチでのフットボールのシーンなど、前作が思い起こされてファンにとっては大変懐かしいものでした。
前作を踏襲していると言えば、音楽もそうですね。テーマ音楽や劇中の音楽も前作と同じものが使われていて、こちらも大変良かったです。
ストーリーや設定には、いささか無理もありましたが、
エンタメです。
ハリウッドです。
トムクルーズです。
楽しめることは請け合いますので、是非足を運んでみてください。
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