リタイア後の住居をどうするか、これ悩ましい問題ですね。
将来の住居問題に対する計画を立てておけば、早いうちに手が打てることも多いはず。早めに考えてチャンスを逃さないようしましょう。
私は現在、小さなマンションに住んでいます。
結婚するときに、妻と頭金を出し合ってローンで購入しましたが、現在築28年。不動産の価値としては購入時の半分以下になっていることでしょう。
果たして、ここを終の棲家として、残りの半生を過ごすこととしてよいものか。
私の両親もマンション住まい。
いずれ、この不動産を相続することになるでしょうが、こちらも築36年。経済合理性だけで考えると、同居して住居費用を削減する手もありますが、ライフスタイルが合いません。
しかし遠からず、これらの不動産の使い道を決めなくてはなりません。
持ち家のある方は、そろそろ修繕費用がかさむ年でしょうし、老後資金を考えると新規購入や大規模なリフォームも難しいでしょう。
賃貸派の方は、この先年金生活を目前にして、一生家賃を払い続ける事に不安を感じるでしょう。
さらに戸建てかマンションか、地方か都会か海外移住かといった選択肢もあります。
ひろゆきさんや成田さんといった著名人は、すでに日本に見切りをつけているようにも感じますが、果たして海外移住はアリかナシか。
ここで外務省が開示している海外在留邦人数の推移をみてみましょう。
令和元年までは増加傾向でしたが、その後コロナ影響で減少傾向。合計では134万人強ですが、永住者は微増ながら増え続けています。今や53万人。
また企業の進出先を見てみると、2020年の調査結果では、1位はやはりアジア、2位は北米、3位がヨーロッパです。
アジアの内訳は、1位中国、2位タイ、3位インドネシア。ヨーロッパの内訳は、1位ドイツ、2位オランダ、3位ロシアです。
このご時世、ロシアと中国とは距離を置こうと考えると、アジアならタイとインドネシア、ヨーロッパならオランダかドイツなどが移住先としては良さそうですね。
海外移住先ラインキングというのが、インターネット上にいくつか見られますが、データの信頼性は確かではないようです。
しかし傾向としては、マレーシア、タイ、シンガポール、ハワイ、フィリピン、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、フランスといった国が候補として有力そうです。
まあ、現在の円安状況では、どこの通貨を選んでも割安感はないかもしれないのが残念ですが。
リタイア生活者としては、まずは生活費が安そうな国に下見に行ってみようかと思います。
そうなるとアジア。マレーシア、タイ、ベトナムあたりでしょうね。早速、渡航の手段を検討したいと思います。
超インフレ+株式所得増税が発動された場合は、日本離れを真剣に検討しなくてはならないかもしれませんしね。
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