FIRE(経済的自立と早期リタイア)を初めて知った時、私もやれるのだろうか、というのが率直な感想でした。
漠然と貯蓄しながら、なんとなく「今の仕事はつらいなぁ」と感じているあなたに、私がFIREするに至った考え方と、その時の資産状況などを解説していきたいと思います。
FIREって何だろう!
自分にもできるのかな??
考え方を理解すれば大丈夫よ
pandaくんにもきっとできるよ!
私自身ずっと前から、資産と支出のシミュレーションを続けていたのですが、確信が持てずにその場から一歩も動けずにいました。
そこでFIREに関する本を買ったり動画を見たりして勉強して、4%ルールの概念を理解できた時、腑に落ちたというか「これでいいんだ」と思うことができたんです。
それでは解説します。
一定額の貯蓄を持っている退職者が、自身のポートフォリオ(所有する各種の金融資産の組み合わせ)から、毎年一定割合の金額を引き出しつつ残りの資金をそのまま投資していた場合にどうなるかという話です。
はたしてなんとか老後破産せずに済むのか、済まないのか。。。
いろんなポートフォリオや開始時期を設定して試算を行った結果、資産の4%のお金で1年間の生活をまかなえれば、95%の確率で貯蓄が30年以上枯渇しないということが証明されたんです。
ここでいう資産は米国株式インデックスETFなどの商品で、過去数十年の実績から年利4~7%の配当利回りが期待できるからなんです。
つまり元本さえ準備できれば、配当だけで生活できるために、資産を使い切る不安はないということになるんです。
私の場合のポートフォリオですが、ざっくりで3500万の株式、2000万の投資信託、700万の預貯金がありますので合計6200万円です。
基本的には、約2年分の生活費は確保できていますので、収入から生活費を除いた余剰資金はすべて高配当株と米国株インデックス投資信託に投入しています。
FIRE後は(少なくとも年金受給できる年齢までは)この資産から毎月25万、年間300万を取り崩していくことになります。
そこで4%ルールの登場となるわけですが、株式やその他の運用利回りが4~5%あれば、株式+投資信託の5500万 × 4% = 220万となりますので、妻のパート収入(年80万)を合わせると、資産を減らすことなく暮らしていける計算です。
ただしインフレや暴落もあるかもですので、ポートフォリオの調整や生活費の節約は継続していくつもりですし、私自身できる範囲で仕事をすることも全く考えない訳ではありません。
FIREを目指す上で、必須条件なのは資産投資の原資となる貯蓄をどれくらい積み上げられるかだと思います。
私の場合、入社当初から財形貯蓄に、毎月の給料から2万円、ボーナス時は7万円(年間34万)を天引きすることにしていました。
当時はまだマンションの住宅ローン(金利3.5%)を払っていましたが、ローンの元本が前々減らない事に嫌気がして、繰り上げ返済に注力した結果、10年くらいで住宅ローンは完済しました。
30代後半は順調に給料も上がっていたので、40才の頃に勉強もかねて投資信託と株式投資を始めました。
当時の年収は500万くらいでしたが、生活費は60%の300万くらい、残り40%は貯蓄していたことになりますね。
初めての投資信託は、分散投資は意識したものの、分配金あり信託報酬2%弱の100万くらいの商品を選択しました。今考えると、失敗なのですが、
この手の商品は、よほど世界の景気が良くなければ値上がりは期待できず、信託報酬と分配金が引かれることによって、長期保有すればするほど基準価格が下がってしまいます。結局、2年後に損益はマイナス32万くらいになって損切りしました(泣)。
40代以降はさらに給料も上がりましたが、子供の教育費も増えました。しかし、生活レベルは変えずに年間貯蓄額は維持するように努力しまして、今現在も生活水準は以前と変えず、株式投資を続けています。
2021年の現在人気なのは米国株インデックス投資のようですが、私は日本個別株重視です。
少しは米国株インデックスETFも持っています。ちなみに120万円のNISA枠はフルで使っています。
日本株は自分の知ってる会社に投資できる、事業内容が理解できる、企業の将来がイメージできる、為替リスクがないという所が好きなんです。失敗もたくさんしていますが。
これから退職後の無収入生活を考えると、徐々に高配当株に傾斜したほうがよいかなあと、現在思案中です。
まあ株式投資は趣味も兼ねていますので、しばらくはこのままキャピタルゲイン志向で望みたいと思います。
(キャピタルゲイン:株価や投資信託の基準価格が上昇することによる売買損益。
インカムゲイン:株式の配当、投資信託の分配金、資産を保有していることで得られる利益)
いずれ資産公開とか収支決算報告とかも考えようと思いますので、よろしくお願いいたします。
とりあえず始めてみようという方は、まずは証券口座の開設から始めましょう。
こちらの過去記事もご一読ください。