家計支出は大きく生活費(住居費、光熱費、食費など)と、ゆとり費(交際費、教養娯楽費、旅行費など)に分かれます。
子供も独立して夫婦二人になり、高齢になるにつれて活動量も減り、生活費もゆとり費も減っていくのは自然の流れです。
生活費が下がること自体は、結果的に老後資金を温存させることになり、長生きした場合に老後資金が枯渇するリスクを減らすことにもなりますが、
一方で、お金を使わな過ぎて「死ぬ時が一番金持ち」となる生き方は、避けたいものです。
まして退職後は、時間的余裕(暇)ができますから、このゆとり費を上手に確保しつつ、暇な時間を豊かに過ごすにはどうしたらよいのでしょうか。
退職金で後悔しない
退職金というまとまったお金が銀行に振り込まれると、早晩、銀行から投資信託や貯蓄型保険といった、金融商品の営業が押し寄せるそうです。
なんで銀行は、退職金が振り込まれたことがわかるんだろう? と違和感を覚えますが、
銀行は、個人情報の保護規定の中で、「金融商品やサービスに関する各種ご提案やご案内のため」なら、個人情報を利用していいことになっているようです。

たぶん、大口の振込があった場合などに、
なんらかのアラートが上がる仕組みがあるんでしょう
サラリーマンにとって、老後資金の要ともいうべき「退職金」を、下手な運用に回した結果、目減りするどころか、大損するケースも多いとか。
また、夢だった「豪華クルーズ船による世界一周」だとか、スポーツカー、海沿いの別荘など、大盤振る舞いしたことによって、老後資金を減らしてしまい、
後に医療費や介護費用が不足するなど、後悔する人も多いようです。
このような、ヘタな資産運用や、長年頑張った自分や妻へのご褒美なんかは、はっきり言って、後先考えない無謀な支出です。絶対ヤメましょう。
お金の使い方の基本ルール
「THE WEALTH LADDER 富の階段」とう本には、お金の使い方の基本ルールとして、
「持っている資産の0.01%なら、毎日気にせずに使ってよい」という話があります。
これは、一般的な投資のリターンを4%と考えた場合、投資で増えた分と支出が釣り合うために、資産を減らさずにすむ支出の上限ということですが、
具体的には、こんな感じでしょうか。
資産100万円の人なら、100円高いお菓子も、気にしないで買える。
資産1千万円の人なら、1,000円高いランチも、気にせず食べられる。
資産1億円の人なら、10,000円高いホテルも、気にせず予約できる。
現役で働いている人が、たとえ収入が500万あったとしても、
資産が100万円ならば、躊躇なく使えるのはお菓子レベルで、あくまでも資産が前提です。
退職した人の場合はというと、年金収入のみですから、
それまで積み上げてきた資産と退職金をベースに、年金と資産の取り崩し分も合わせて、支出を考えなくてはなりません。
家計管理と資産把握
ゆとり費を確保するには、生活費をきちんと管理することが前提です。
「毎月いくら使ったのか」、「今現在の資産がいくらなのか」を把握できていないと、いくら使ってよいかなんて判断できませんし、それこそ、感情にまかせて高額支出をしてしまいそうです。
大切なのは、資産把握です。最低でも年1回は確認してください。確認内容は
- 年間の収支がプラスかマイナスか
- 今後、資産をどれくらい取り崩すことができるのか
- 結果として、どのくらいのお金が自由に使えるのか

ホントは、
資産把握は月1回がおすすめです
家計簿をつけている方は、より細かい支出管理ができますから、ムダな支出の見直しや、
逆に「来月は外食の回数を増やそう」といった前向きな工夫もできそうです。
と、いろいろ言ってきましたが、基本的には「豊かな老後生活を送りたい!」という願望を持つことが最も重要なんだと思います。です。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。ではまた!
資産があと何年もつのか? といった、ちゃんとしたシミュレーションをしたい方は、こちら。

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