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【旅行記】シニア世代の親孝行旅~箱根&鎌倉2泊3日

旅行記

2023年の6月末に両親をつれて小旅行に行くことにしました。

それと言うのも、4月に娘の結婚式で広島へ出かけた際に足を伸ばして岐阜の下呂温泉まで連れて行ったことがあったのですが、その旅行の印象がとても良かったようです。

それで、ポツリとこんなことを

この前の旅行は楽しかったわねぇ
私は死ぬまでに鎌倉の大仏を見に行きたいわ~

お前が全部やってくれたんで
とっても楽させてもらったよ
これならもう1回くらい旅行に出かけてもいいなぁ

ということで、鎌倉への旅行を企画することに。今回の旅のテーマは、80代の親を持つ50代オーバーのための、親孝行ラストチャンス!シニア世代が両親をもてなす旅です。

ラストチャンスとは言いすぎかもしれませんが、実際、親も自分も、いつ何が起きてもおかしくない年齢になってますから、体が動く今のうちにたくさん思い出を作っておきましょう。

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旅行日程

当初は、鎌倉には観光名所がたくさんありますから鎌倉のみでもよいかと思いましたが、あまり寺ばかりを巡っても飽きてしまいそうな気がしました。

それで、自分が行った事のない箱根を目的地に加えることに。

飛行機か新幹線か

福岡(博多)から鎌倉、箱根への行き方を考えると、

  • JR博多ー<新幹線>ー小田原ー箱根湯本ー鎌倉ー新横浜ー<新幹線>ーJR博多
  • 福岡空港ー<空路>―羽田ー小田原ー箱根湯本ー鎌倉ー羽田ー<空路>―福岡空港

の大きく二通りあります。両方のケースの小田原~鎌倉の工程(青字の部分)を同じと考えると、羽田を経由しない分新幹線の方が楽に見えましたが、実際はのぞみからこだまへの乗り換えが発生して、乗り換えの煩雑さはさほど変わらず、時間ばかりかかってしまいます。

金銭的面を比較しても、福岡発のLCC(スカイマーク)を使うと、飛行機の方(往復で一人32,060円)がJRに比べて5000円以上安いことが分かりました。という訳で今回は、コストと時間でメリットのある飛行機ルートを選択することにしました。

宿泊ホテル

次は宿の選択です。ルート選択で乗り換え回数を一番に考えたのは、父の足が悪いためです。長時間の歩行や階段の上り下りは苦手なんです。

なので宿選びの基準は駅から近いコト、またはリーズナブルな送迎手段があるコト、などです。そして次に重視するのは、和室があって部屋食が可能なコト、または部屋食がない場合でも食堂までの移動が楽なコトです。

これも理由は同じ。夕食や朝食の会場が別棟で、途中に階段があったりするホテルは今回の対象からは外しました。

そしてあれこれ悩んで選んだのがこちら、

箱根湯本駅から送迎バスで3分の「月の宿 紗ら」と、鎌倉由比ヶ浜駅から徒歩3分の「かいひん荘鎌倉」です。いずれも一泊2食付きで一名分約2万円程でした。

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親孝行旅1日目 往路

福岡から羽田

旅行当日、集合場所は福岡空港2Fのスカイマークのカウンター前。出発の1時間前に全員集合しました。両親ともにリュックを背負ったスーツケースなしのスタイルです。これだと預ける荷物がないので楽ですね。

自動チェックイン機でチェックインし、そのまま搭乗ゲートへ向かいます。

定刻より約30分遅れで離陸。この日の福岡上空の天候は荒れ模様で、離陸許可の順番待ちがありましたが、思ったより揺れは少なく無事羽田空港第1ターミナルに到着しました。

空港で軽く昼食をとった後、いざ箱根へ向かいます。羽田から箱根までは京急エアポート急行、横浜乗り換え東海道線で小田原まで約1時間半。

小田原で小田急の「箱根フリーパス」を購入します。このチケットは優れモノで、箱根登山電車やロープウェイ、ケーブルカーや海賊船など箱根エリアを1枚で周遊できる神チケット。箱根エリアを観光するなら必須のアイテムです。

さらに全国旅行支援「いざ、神奈川!」の期間中でしたから、利用者の住所を記入すれば(さらに住所を示した免許証や保険証なども必要)、通常5,000円の箱根フリーパスが20%OFFの4,000円、プラスで一人2,000円分のクーポンがもらえるという大盤振る舞いでした。いやぁラッキーでした。

箱根湯本に到着

小田原で箱根登山鉄道に乗り換えて箱根湯本へ。箱根登山鉄道は11番ホームから出るんですが、このホームの位置が分かり難い。私たちも乗り遅れそうになりましたが、ホームの先端部分から発車しますので、駅のアナウンスや乗車位置には気を付けましょう。

そんなこんなで登山電車に乗り込み、箱根湯本に到着しました。

駅前のバス乗り場から一人100円の送迎バスに乗り込みます。少し待ちましたが定員20名程度の小型のバスは観光客で満員でした。そして16時頃ホテルに到着。

チェックインを済ませてしばし休憩。部屋は3ベッドルーム(ダブル×1+シングル×2)です。そもそも和室が良かったんですが、このホテルは和室も部屋食のプランもありませんでしたから、普通の食事付き(飲み放題)のプランを選びました。

3Fのエレベータホールにフリードリンクのスペースがあり、ビールやソフトドリンクのサーバーが設置されているのも高評価です。欲を言えば焼酎やウィスキーも提供して欲しいところでしたが、残念ながらそれはありませんでした。

また各部屋には露天風呂が設置されているんですが、まずは6Fの大浴場へ。大浴場といっても屋内の湯舟は5人も入ればいっぱいな感じ。窓の外の露天風呂もマックス3名くらいでしょうか。全てが小さめな作りでしたが、お湯はちょっと熱めの良い感じでした。

食事はいくつか選択肢がありましたが、今回は牛しゃぶのコースを選択しました。

見た目ちょっと少ないかとも思いましたが、前菜やお造りを食べてビールを2,3杯飲んだ後ではちょっと食べきれないくらいでした。

食後は部屋でまったり。例のフリードリンクコーナーからお酒を運んで、部屋飲み開始です。私と父はビールで母はカクテル。母は朝起きたのがかなり早かったらしく10時過ぎにダウン。父と私も明日に備えて11時過ぎに床に入りました。

親孝行旅2日目 箱根

箱根湯本~早雲山

旅行2日目は箱根フリーパスを使って箱根を観光します。まずは箱根湯本から登山鉄道で強羅(ごうら)まで。

強羅からはケーブルカーで早雲山まで。途中彫刻の森美術館などの有名観光スポットもありますが、あまり歩きたくない私達はスルーです。お好きな方はどうぞお立ち寄りください。

ケーブルカーは非常に込み合いました。父母はなんとか座席に座れましたが、私は座れませんでした。

なにせケーブルカーは往復で約24分で、箱根湯本からくる登山電車が12分おき。登山電車2回分の乗客が乗るにはケーブルカーにが小さすぎるんですよ、きっと。

早雲山からの景色はこんな感じです。いや九州は雨でしたが、箱根の天気には恵まれました。

早雲山駅は新しくお洒落な建物でした。駅舎にはcu-mo箱根という施設があり、ショップや足湯付きの展望テラスや雲をイメージしたフォトジェニックなスムージーがありますので、インスタファンは是非お立ち寄りください。

ロープウェイで大涌谷へ

ここからはロープウェイに乗り換えます。定員18名のゴンドラが1分おきにやってきますので、待ち時間は短めです。

乗り込んで10分程度でしょうか、眼下に壮大な景色が広がります。ここが大涌谷(おおわくだに)です。

岩肌むき出しの荒涼とした谷間では、あちらこちらで蒸気が立ち上ってます。これぞ火山列島・日本という感じでしょうか。なんだか自然の雄大さや、力強さを感じますね。

大涌谷では、一旦下車して別のロープウェイに乗り換えるのですが、この大涌谷駅には名物があります。それがこちら「黒たまご」。

4個500円で購入できます。黒たまごを1個食べると7年長生きするとか。ちなみに賞味期限は翌日までです。お塩もついてます。

海賊船で芦ノ湖遊覧

次のお目当ては海賊船です。大涌谷から海賊船乗り場がある桃源台向けのロープウェイに乗り換えて約30分程で桃源台駅に到着しました。

途中、ゴンドラ内で長野県から来られた60代くらいのご夫婦にふいに話かけられました。

「日本の方ですよね?」

それまで私たちはほとんど言葉を発していなかったため、ちょっと自信がなかったご様子。それほど箱根の観光客は外国人多めでした。

そのご夫婦と終点までしばし歓談。どこから来たのかとか、どこに行くのかとか。途中父が息子自慢(私のコト)をするのが少し照れ臭いのですが、それも親孝行のうちと黙って聞いていました。

そんなこんなで桃源台駅に到着。早速海賊船に乗船します。海賊船は全部で3隻あるようですが、私達が乗ったのは「クイーン芦ノ湖」。赤とゴールドのクラシックなデザイン。

この日は修学旅行の子供が多く座席の確保が難しい状況でしたが、見晴らしはあまり良くない優先席を確保できました。追加料金を払えば見晴らしのいい特別席に座れるらしいが、まあいいか。

で、船内の売店で生ビール(660円)を購入。見晴らしよりビール優先です。だいぶ汗もかいてたのでおいしくいただきました。

海賊船は芦ノ湖の対岸の元箱根港で下船します。元箱根港には箱根神社や九頭竜神社などがありますが、下船した時点で桟橋を歩く父の速度がだいぶ遅くなってましたので、箱根神社の参拝はあきらめ、いざ鎌倉へ向かうことにします。

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