PR

50代の単身赴任生活、初期コストと心の保ち方

雑記

私の単身赴任時代の生活を、費用面を含めて紹介します。

これから単身赴任される方の参考になれば嬉しいです。

2017年の9月から退職する2021年までの4年間

東京で単身赴任をしました。

スポンサーリンク

東京単身生活

東京に転勤になったのは2017年。

転勤前の職場では、優秀な部下に囲まれて仕事は順調そのものでした。そして少し余裕ができたなあと思った瞬間に、上の人は見逃してはくれませんでしたね。

当時はリモートワークなどもなく、どこかの大企業のような「出勤は出張扱い」という制度もありませんし、子供たちが地元の大学生だったことから、私は単身赴任を選びました。

スポンサーリンク

単身赴任に必要なものと初期コスト

一応、会社指定のワンルームマンションに住めることがわかり、右も左もわからない東京で住居探しをすることはありませんでしたが、いざ来てみると北向きの日当たりの悪いワンルームでした。

単身経験のある友人に相談したところ、

「疲れて暗い部屋に帰ってきて、万年床は健康的にも精神的にもよくないから、ベッドぐらいはあった方がよい」とのこと。

なので人生初の単身赴任生活の準備として、家具は、

  • ベッド
  • ローテーブル
  • TV台用のカラーボックス
  • 室内用の物干し
  • 姿見(全身用の鏡)
  • 寝具(ニトリ)
  • 食器(百均)
  • 調理器具(ホームセンター)

家電は、エアコンは部屋についていたので、

  • 冷蔵庫(120L、上部にレンジが置ける高さ)
  • 洗濯機(縦型6kg、全自動)
  • オーブンレンジ(食パンも焼ける)
  • 扇風機
  • 掃除機
  • アイロン(クリーニング代節約)
  • TV(32型)
  • PC(以前から持っていたもの)
  • 洗浄機付き便座(DIYで取付)
  • 除湿器(湿気が強い部屋だったから)
  • 電気ケトル
  • 体重計(健康管理のため)
  • ドライヤー
  • 壁掛け時計
  • 目覚まし時計

を購入しました。

あくまでも仮住まいのつもりですから、なるべく安い製品を、ニトリやホームセンター、100均で選びましたが、全部で約15万円くらいでした。

もっと時間があればリサイクルショップなんかを利用しても良かったな、と少し後悔。

友人のアドバイスに従って購入したベッドは正解でした。布団を収めるだけのクローゼットなんかなかったので、ベッドがなければ万年床のむさくるしい生活になるところでした。

生活費など

ワンルーム(21㎡、職場まで電車で1時間くらい)の家賃は、会社の補助を除く手出し分が3万円。

単身赴任手当が3万6千円ですので、光熱水道代が6千円以内でおさまれば、追加費用なしでインフラ費用はまかなえることになりますが、実際には少し足がでます。

生活費の内訳ですが、食費はひと月2万8千円くらい。生活費全体では7万5千円くらいです。

1日当たりの食費は約1000円弱くらいですね。昼食は「会社近くのカフェでランチです」が普通な人だと無理な話ですが、1日の食費を1000円くらいに抑えるくらいできなくては、FIREは語れません。

加えて2ヶ月に1回は帰省しますので、往復旅費が1回につき5万円で1月あたりは2万5千円。

合計10万円くらいです。

家賃30,000
光熱水道6,000
食費28,000
その他(衣類、消耗品等)11,000
帰省旅費25,000
合計100,000

しかし自宅側の生活費もあるわけでして、panda家の場合は自宅側の生活費が13.5万円くらいでしたので、単身赴任手当があったとしても、やはり2重生活はコスト増になりますね。

単身赴任だけど全く帰省をせずにコスト削減をする方もいらっしゃるようですが、それは人それぞれ。

私の場合はこれ以上は無理でした(心の健康のため)。

この例を参考に、これから単身赴任をされる方は2重生活のコストが増える分は昇給してもらえるように上司に交渉してみてはどうかと思いますよ、ホントに。

でなければ、事実上の減給と同じですからね。

次は生活面の工夫など。

50代のおっさんの一人暮らし

学生時代も一人暮らしをしていたので、いわゆる家事の類に抵抗はないですが、いかんせん食事はどうしたものか。

外食やスーパーの惣菜ばかりでは体に悪そうだし、野菜炒めや鶏肉を焼いたやつ、みたいな何とも心ときめかないメニューが続く、味気ない日々が続くことになりました。

それでも食費を抑える工夫はできる範囲でやってました。例えば水筒や弁当を持参するなど。

弁当を作るのは面倒なので、最後の方はラップで包んだ簡単おにぎりを大量にストックするようにしてました。

これだと昼飯代はほぼゼロ円ですから、節約効果は大きいです。

少しでも多くの貯金をと考えるなら、是非お試しください。

単身赴任生活になって、一つ生活習慣を変えました。それは、お風呂の入り方です。

ユニットバスなので、いわゆるバスタブと洗面台と洗い場が一体となった作りなんです。

なるべく掃除をしたくないので、風呂に入る時は、洗い場を使用せず、バスタブ内で体を洗い、終わったらバスタブ内を掃除して出ることにしていました。

バスタブにお湯をいれる時は、最初にお湯をはったバスタブにつかり、そのまま体を洗って、終わったらバスタブを洗って終了です。

こうすれば、改めて風呂掃除をする必要はなく、いつでもきれいな状態を保てます。

心の栄養は週一で

しかし、50過ぎての新しい職場や一人暮らしというのは、今思えば苦行以外の何者でもなかったですね。

週末は特にすることもなく、洗濯、掃除などで時間をつぶします。

とは言っても、一人分7日分の洗濯とワンルームの掃除であり、土曜の朝2時間もあれば終了。

あとは健康のためのウォーキングや買い物に行きます。我ながら寂しい生活。

せっかく東京にいるのだから、あそこにも、ここにも行ってみたい、と最初は思ったものでしたが、敢え無く断念。

行きたい所、見たいものなど、それほどあるものではありません。たぶん私がコミュ障なのかも。

週末の夕食時は、妻にライン電話をかけることにしていました。

毎日では面倒だろうから、少し我慢して週一程度に。

一週間分の心のゴミを吐き出し、心の栄養分を取り戻す、貴重な時間です。

これから単身赴任となるお父様方、旦那様方、

赴任先で好き勝手に楽しくやれる人もいるようですので、性格次第だとは思いますが、なにより心と体の健康が第一です。

つらいと思ったら、会社と交渉してでも自分の人生を取り返してください

そして2重生活の負担が増えるようであれば、遠慮せずに事前に昇給や手当の交渉をしてみましょう。

意外と説得できるかもしれませんよ!!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

こちらの記事もご一読ください。

あなたの声が聞きたい
東京に単身赴任していた時に自分を見失いかけたことが幾度かありました。人知れず自暴自棄になっていた時、誰かに助けて欲しくて。そんな時に妻からの電話で、何とか立ち直ることができたんです。人は他者の言動によって、自分の存在意義を再確認できるんですね。
FIREへの道のり(その1)、家族が反対する理由とその対処法
両親や妻に対して退職の意思は伝えたものの、父からは「定年まで頑張れないか」と、妻からも退職した後の生活が不安だと、反対されてしまいました。一方は私はこれ以上耐えられない状態です。そこで家族が反対する理由に対する、私の考え方を丁寧に説明することにしました。家族ですから心は伝わります。
一生忘れません、退職祝いでサプライズ!
退職祝いの食事会、妻と二人きりと思っていたら、なんと子供達まで駆けつけてくれました。遠いところありがとう。食事はジビエなどもある創作料理でとてもおいしかったです。これまで頑張ってこれたのは妻と娘たちのおかげです。みんな、ありがとう。ありがとう。
「日曜日よりの使者」単身赴任の悲哀とFIREを夢見る日々
単身生活も丸4年経験しましたが、早くこの生活から抜け出したい一方で、自由気ままで、誰にも束縛されない生活のいいところもあります。しかし、厄介なのは孤独感。特に一人で過ごす日曜の夜は落ち込みました。そんな時に甲本ヒロトさんの「日曜日よりの使者」の歌詞を思い出します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました