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FIREへの道のり(その3)、有休消化と引継ぎと最後の出社日

FIRE

pandaは職場の人間関係に耐えかねて、上司に退職の意思を表明しました。

数回、会社のえらい人から慰留がありましたが、ようやく了承されました。

前回記事はこちら。

FIREへの道のり(その2)、退職願いの出し方と最終出勤日の決め方
2021年8月某日いよいよ「自由への道」計画の発動です。上司にあらためて退職の意思を示し、理由を説明し、退職の具体的な日程を決めようと動き始めました。しかし、組織というものは人間と同様、現状維持のバイアスがかかっているようで、慰留措置がいくつか講じられ、その後しばらくたってから後任の人選が始まりました。

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最終出社日を設定する

年末調整を考慮する

この状況を知らない方は、無邪気に長期の仕事依頼や相談を持ちかけてきたりするので、少々対応に困ります。

「私に依頼しても完了できませんし、責任もてませんよ。」早く周知して、引き継ぎに専念したいですね。

私の中のカウントダウンはもう開始しています。退職日を決定するにあたっては、

  1. 年末の12/31まで働く
  2. 年度末の3/31まで働く
  3. 年末、年度末に関わらず仕事の切れ目まで働く

ざっとこの3通りが考えられます。

長期視点で転職活動をして、次の職場の都合に合わせるという意味では、パターン3もあり得ますが、現職場に気を遣って3を選択するのは無いですね。

ここはあくまでも自分本位で考えましょう。

とすると1か2ですが、1~3月に次の会社が決まっている場合を除いては、1をお薦めします。

1の場合、年内の収入に対する年末調整を会社がやってくれますので、自分で確定申告をする必要がなくなります。

逆に1月に1日でも働くと、自分で確定申告するハメになりますので、ご注意ください。

有給休暇の残日数を考慮する

退職日が設定できたら、今度は最終の出社日を決めます。

はじめに給与明細に書いてある残りの有給休暇日数を確認します。私の場合は残り27日でした。

有給休暇を使い果たすために、今年最後の出社日から逆算します。

私の場合は12月の出勤日数が20日でしたから、11月も休むことにして結局11月18日が最終出社日になりました。

引継ぎ者の都合で少し延長できないかと打診されましたが、そこはキッパリと「無理です」と答えましょう。

これは労働者の権利ですから、皆さんもきっちり使うようにしましょう。

引継ぎ、退去準備

いろいろと段取りをして、業務の引継ぎを行いつつ、引越の準備も進め始めました。

まずは不用品の処分から。自治体の大型ゴミの予約をしました。ベッドとマット、ローテーブル、カラーボックスはゴミとして出す事にしました。

大型家電類は、リサイクルショップに引き取ってもらうよう、こちらも予約をいれて、後は引越業者の選択です。

処分するものを差し引くと、残るのは寝具、衣類、本、小型家電、TVくらいです。

単身引越パックくらいですみそうですが、さらに宅配便レベルまで減らせないものか、試行錯誤です。

早速、ダンボールを買って来ました。それというのも私の会社では、単身赴任の人が自己都合で退職した場合は、引越の費用は自前になるそうで、まさに片道切符だったんですね。

最後に手続き類ですが、転出届、電気、ガス、水道、郵便、NHK。これらを移動日に向けて一つ一つ進めて行けば良さそうです。

ようやく実感が沸いてきました。自由はもうすぐそこです。


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最後の出社日

ようやく最後の出社日を迎えました。

事前に準備した「退職挨拶メール」の宛先をチェックしながら、午前中は残務整理と座席の整理をしました。

まあ、大した仕事が残っている訳でもなく、少々暇を持て余しながら時間をやり過ごし、お昼になってから先ほどのメールを送信。それから周辺の同僚や上司に挨拶をして回りました。

リモートワークで出社率は50%くらいなので、挨拶もすぐに終わり13時過ぎには会社を後にしました。

30年あまり働いた会社員生活はいともあっけなく終わり、コロナ禍で送別会があるわけでもなく、さっさと帰途につきました。

予想はしていましたが、私自身も特に感慨はありませんでしたが、体に沁みついた汚れや穢れが、一歩歩くたびに落ちていくような、なんとなくそんな心持ちでした。

退職を決意してから、会社に意志表示したのが8月だったので既に3ヶ月が経過しました。

結構長かったですが、引継ぎも十分できましたし心残りは全くないです。

そうそう、退職挨拶メールの返信も結構ありました。

「びっくりしました」という反応が多かったのと、「またこの業界のどこかで会えるといいですね」という温かい言葉も多数ありました。

皆様ありがとうございました。お世話になりました。

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引越・帰還

そんなこんなで引っ越しです(上記の翌日)。

本日の工程は、
1.大型ゴミだし(ベッド、物干しざお、ローテーブル、カラーボックス)
2.リサイクルショップ(洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、掃除機、体重計、ドライヤー)
3.荷物梱包、クロネコヤマトの集荷
4.新幹線で移動

大型ゴミだしは、本日8時までに出すことになってますので、昨日の夜から分解、搬出、掃除の繰り返し。

特にベッドの分解と搬出は大変でした。分解して4回くらいに分けて搬出。そして荷物の梱包作業と掃除をしたのですが、終わってみると夜中の3時過ぎになってしまいました。

今回、単身引越パックとかの利用ではなく、宅配便にて輸送する計画ですので、梱包作業はダンボールなどの梱包材料の購入から自分で行いました。

ダンボール6箱と、液晶TVの7個分の集荷と配送で予算は2.5万円です。

結果は梱包材3,700円、配送料12,900円、大型ゴミ料金5,750円で、合計22,350円でした。

しかも液晶TVが32型で箱なしだったので運送会社では配送してもらえず(引越パックでないと梱包してもらえないらしい)、自分で梱包して手持ちで輸送するハメになりました。

リサイクルショップの件は、ほぼ値段はつきませんでした。唯一電子レンジのみで550円です。

家電で4年以上使うと値段はつかないんですね。せめて5000円くらいにならないかと思っていましたが世の中厳しいです。

まあ持って帰っても仕方ないので、引き取ってもらえるだけでありがたいです。

液晶TVの梱包作業が予定外でしたが、13時には全ての片づけが終わり14時台の新幹線に乗ることができまして、21時には自宅に帰りつきました。

到着駅には妻が迎えに来てくれてて感謝感激です。

長い単身赴任生活にやっとピリオドを打つことができました。

しかし長かったなあ。今日はゆっくりしてボチボチ片付けていこうかと思います。

いろんな意味でお疲れ様です。

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次の記事はこちら

自己都合退職は退職金は少ないが、それは自由との引換えだ
自己都合の退職金を公開。30年働いても自己都合だとこんなに少なくなりました。

FIREの経緯はこちら

FIREこれまでの道のり~退職の意思決定から約半年の経緯
2021年6月から2021年12月の退職までの準備や意志表明、会社側の動きとpandaの心の動きなどを時系列にまとめてます。これからFIREを目指す方の参考になればうれしいです。あとは、残りの人生を悔いが残らないように生きていくことに全集中です。

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