相変わらずの低PVの当ブログですが、今回はちょっと視点を変えて、夫が勝手にFIREしてしまった(しそう)な妻の立場から考えてみます。
僕が仕事辞めるって予感はあった?
予感はあったわよ。仕事が辛そうだったしね。。
最近、夫の様子が変だわ?
私が早期退職をしてはや2年半。当時を思い出すと、いまだに胸が苦しくなることもあります。
単身赴任をしながら一人で悩む日々、妻に相談しようとしても、なんだか「仕方ない感」が漂うばかりで、前向きにとらえることが困難でした。
いつしか自分の中で何かの支えが外れて、会社を辞めることを妻に切り出したのですが、当然のことながら、申し出はすぐには受け入れてもらえませんでした。
悩める夫をせめて応援してほしいというのは夫側の勝手な思いですが、急な生活の変化には耐えられないという妻の言い分もわかります。
こんな不幸な夫婦のすれ違いをなくすためにも、日ごろからの意思疎通が大事なんですよね。
そこで、夫の様子がなんだか変だわ!と感じているアナタに、
夫が早期退職しようかと悩んでいないかを、事前に予期するための「きざし(前ブレのようなもの)」を考えてみました。
夫の早期退職きざし10選
それでは、さっそくいってみましょう!
- 夫は株式や投資信託などの資産運用に興味がある
- 夫は収入のうち30%以上を投資にあてている
- 夫は節約志向で、ポイ活や格安携帯電話プランなんかに詳しい
- 夫は資産を5000万以上持ってるようだ
- 夫の職場にいやな上司がいるらしい
- 夫は今以上に出世しそうにない、またはしたくないらしい
- 夫が単身赴任になる、または長期出張が多い
- 生活費は夫の給料から必要な分だけを渡される
- 夫は世帯の総資産を教えてくれない
- 子供は5年以内に自立する
さて、いかがでしょうか? いくつ当てはまりますでしょうか。
早期退職の兆し解説
それでは、解説を。
金融リテララシーが上がる
普通の会社員であれば生涯賃金は約2億円と言われてます。
一般的に、大企業に勤めて定年まで勤め上げた人は、定年したタイミングで退職金を含めて4~5千万の貯蓄がありそうです。
とすると65歳で定年退職しても、年金20万に加えて、月々20万円ずつ貯蓄を取り崩したしても、25年は貯蓄は底をつくことはありません。これなら、かなり余裕のある老後が過ごせますね。
実際は、80代にもなると外出や外食は減って、生活費は減少傾向になるようですから、100歳まで安泰かもしれません。
つまり、早期退職であれ、65歳の定年で退職するのであれ、自分が何歳まで働けばよいかを判断するには、退職時に残りの人生で消費する生活費と資産の釣り合いが取れているかを知る必要があります。
これが、金融リテラシー(経済的に自立し、より良い生活を送るために必要なお金に関する知識や判断力)です。
こと退職の判断時には、自分の総資産額や年金額、平均的な生活費などといった知識とデータを持っているかが決め手になります。
前述の10選のなかでいうと、1~4がこれにあたります。これらの知識があり、実際に資産を貯められているようなら、早期退職を反対する理由はありません。
こころよく背中を押してあげてください。
仕事に人生をささげる生き方は否定する
世の中には仕事が生きがいという人も稀にいるようですが、自分が勤めてる会社が大好きという人はそんなに多くはないでしょう。
なぜなら、仕事である以上、相手(顧客や上司、部下)がいるでしょうし、コストだったり、納期だったりの責任が伴います。
多少のストレスがないと、人間は堕落するという話もありますが、あくまでもバランスの問題で、やりがいや報酬とストレスのバランスが取れていないと、どこかで破綻するものです。
そういう意味で、仕事の愚痴をいう相手がいなかったり、とっても嫌な上司がいたり、職場環境に不満があると、やりがい < ストレス になり、出世コースから外れてそれ以上の昇給が見込めないと、報酬 < ストレス の状態になったりします。
これが積み重なると仕事に対する意欲は減退の一途をたどります。兆し10選の5~7がこれにあたりますね。
過度のストレスは、うつ病などの原因になりますので、これらの兆しがあてはまるようでしたら、夫の精神面がやられていないか気を付けて見てあげてください。
こじらせると、さらに予期せぬ(不幸な)早期退職となりかねませんので。
妻の金融リテラシーは低い
妻の金融リテラシーが高く、二人でFIREを目指すといった、これまた奇特なご夫婦もいらっしゃるようですが、普通のご家庭では夫の年収を知らないという人も多いのではないでしょうか。
責任感のある夫は、会社を辞めてどうするのかは予め考えているはずで、知らないのは妻ばかり、ということにもなりかねません。これがFIREサレ妻の代表格。
「月々の給料は妻に全部渡していたが、渡しただけ使ってしまって貯金が全然できていなかった」という話はよくあります。
このご主人は、お子さんの大学進学に際して、仕送りの額をどうしようか思って貯金を見てみると、ほとんど貯まってなかったそうで、この時点から、妻には必要な生活費だけを渡すよう、家計管理を見直したとか。
このようなご家庭では、夫は早期退職どころか死ぬまで仕事は辞められないので、サレ妻とはなりませんが、
逆に、妻が知らされて混乱するサレ妻パターンは、早くから家計を夫が握っているご家庭の方と言えるわけです。兆し8~9ですね。
備えあれば憂いなし
最後に、お子さんがいる家庭であれば、大学卒業の目途が立っていたりすると、教育費の支払いも大方終わりますから、残りのお金の使い道も明らかになってくるはず(兆し10)。
これもある意味、生活が変わる大きな兆しの一つと言えますね。
FIREサレ妻は別に悪いコトじゃないけれど、できればもっと前から相談に乗ったくれたり、困惑するだけじゃない前向きな態度を返して欲しかったと思うのは、FIRE夫の意見ですが、
日ごろから風通しのよい夫婦関係でいることが重要ですね。
妻側からは、「うちにはいくらあるの?」とか「仕事はいつまで続けるの?」なんて、ちょっとカマかけたりしてみるのもいいかもしれません。
きっと、そこから会話が広がったり、将来への考え方が垣間見えたりするんじゃないかと思いますよ。
よかったら、こちらの記事もご一読ください。ではまた!
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