こっそりFIREを目指していたpandaですが、とうとう職場環境の理不尽さに耐えかね、2021年12月に55才でRE(リタイア・アーリー:早期退職)してしまいました。
FI(ファイナンシャル・インデペンデンス:経済的自立)については、もう少し見ていかないとなんともいえませんが、生活面では少し余裕というか暇な時間が増えています。
そこで、FIREの民が必ず陥るであろう「暇でやることが見つからない」問題について考えてみます。
暇でやることがない
FIREに懐疑的な人たちからの批判や、仕事を辞めたくても決心がつかない人たちは決まってこう問いかけてきます「会社辞めて何するの?」
そりゃ、
ぶっちゃけ暇なこともありますよ。
なので、何かしらやりたい事が山積みになっている状態の方がありがたいですね。
じゃあ、定年退職した先輩たちはどうしてるのでしょうか。
仕事なのか、ボランティアなのか、趣味なのか、勉強なのか。。
定年したとしても同じなんだと思います、60歳か65歳で同じように悩むんでしょう。
つまり、その問題にいつ向き合うかというだけで、そもそも自分自身がその問題を抱えていたはずなんだとは思うんです。
ただ、その悩みに気づくことこそが、この問題の答えであるとも言えます。
なにせ私はまだ55歳ですから、65歳まで務めあげた人に比べて、10年は余分に悩むことができるはずですから、何かしら見つけられる可能性も高そうです。
自由時間の使い方
リタイアして一番良かったと感じるのは、時間的な拘束から解放されることです。
朝何時に起きてもいいこと
通勤時間がなくなること
日曜の夜でも好きなだけ夜更かししていいこと
平日昼飲みができること
人気のお店に平日のすいてる時間に行けること
いつでも何日でも、すきな所へ旅行にいけること
など
まだ退職する前の頃、日曜の夜になると少しドキドキしていたことがありましたが、それもスッカリ無くなりました。
ただ時間があり余ることもしばしばですが、また会社勤めをしたくなるようなことは、決してないですね。
私にとって「時間的な自由」は何よりも代え難いものですから。
しかし一方で、この自由時間の使い方が難しいことも事実です。
バケットリスト、やりたい事を書き出してみる
せっかく時間があるんですから「やりたい事リスト」なんかを書き出してみました。
いわゆるバケットリストというやつです。
自宅のリフォーム、大型自動二輪免許取得、ヨーロッパ旅行、ソロキャンプ、パンを焼く、木工技術の習得etc..
新しい趣味にチャレンジしたり、両親を旅行に連れて行ったり、できるうちに実現していけばいいんですよね。
どうですか?健康寿命は短いんです。できるうちにやってみたいと思いませんか。
ブログを始めてみる
ブログなんかを始めてみるのもいいアイディアです。
その時々に自分の頭の中にあることを書きだすことで、自分に素直に向き合うことができます。
日記でもブログでもYouTubeでも、何かをアウトプットすることは精神的なバランスをとるうえでも重要なことだと思います。
体のメンテナンスに気を遣う
もう一つ、体のメンテナンスも重要ですから是非時間を使ってみましょう。
長年こき使ってきた自分の体をいたわり、あと30年くらいは健康でいたいものです。
私はリタイア後に歯科に通い始め、悪いところを直したり、定期的に検診を受けたりしています。あとは、ウォーキングなど体を動かす習慣を付けるのは必須です。
家事を分担する
奥さんからゴミ扱いされないために、家事を分担するというのも賢い選択です。
なにしろ、暇そうな中年オヤジが家の中でゴロゴロしているんですから、奥さんから見たら煩わしいに違いありません。
ここは部屋の掃除や食事の支度など、家事を率先して分担してみましょう。例えば月~水はご主人が家事を行い、木~土は奥さんが。日曜は外食といった具合。
「ゴミ捨てはやっているぞ」なんてのは言い訳になりませんから。
暇つぶしにはこんな趣味
仕事をしている時には、たくさんの業務や責任に押し潰されそうになることもありましたが、退職してみると毎朝または毎夜「今日は(明日)は何しようかな」と考えることが増えました。
通院や体力維持のための運動など、生活の軸として習慣化させることはもちろんですが、趣味を開拓することも重要です。
そんなこと言っても、
今までこれといった趣味なんかないし、
やりたい事なんて見つからないなぁ。
そんなあなたのために、
いくつか考えてみましょう。
作る
意図的に工夫して新しい物事・状態を生みだす。
創作というとおおげさですが、DIY、絵画、ブログ、小説、俳句などが思い当たります。
家庭菜園、ベランダ菜園、市民農園などは、新鮮野菜の収穫も期待できそうですし、土と触れ合うのは精神的に癒されそうなので私もやってみたいですね。
さっそく市内の体験農園を検索してみてはどうでしょう。
育てる(見守る、環境を整える)
能力などが伸びるように教え導く。
これは一人ではできませんが、誰かに対して自分の能力や知識を伝え教えるというのは、趣味としては魅力的ですね。
ただ、もし自分自身に能力がなければ、単に見守ってあげたり、環境を整えたりというのでもいいと思います。
例えば、小学生の登下校の見守りであったり、学童保育の指導員のボランティアなど、地域の団体に問い合わせてみるのがよさそうですね。
見つける
発見する。見いだす。
調査、研究が好きな方は、何かを徹底的に掘り下げるというのはどうでしょう。
例えば、温泉や日本酒の研究だったり、鉄道、神社仏閣、山、お城など。
図書館や自宅にこもって調べるというよりは、実際に足を運んで体験すれば、なおさら経験の重みが増すというもんです。
さらにブログなんかで発信すると、同じ趣味の仲間が増えるかもしれませんしね。
習得する
学んだり経験したりして、身につける。習得する。
昔やりかったことを、ここに来て学び直すというのもいいですね。音楽系では、ピアノ、ギター、ウクレレ、サックス、ドラム、ゴスペル。
芸術系では、絵画、毛筆、陶芸。体育系では、水泳、ダイビング、ゴルフ、スキー、登山、マラソン。いずれも、現在の自分ができないこと、昔やりたくてもできなかったことなんかに、あらためて挑戦することです。
カルチャースクールなどに通ったり、その分野が得意な方に教えを乞うたりするのもいいと思います。要は、ちょっと自分のカラをやぶる感覚が大事です。
まとめ
- FIREした人は必ず「暇でやることが見つからない」問題に陥る
- 暇を自覚した人間は、その時点から自分のやりたい事を探し始めればいい
- ブログなどのアウトプットすることは、自分と向き合う助けになります
- 体のメンテナンスは常に心掛ける
- 家事のスキルアップをすれば夫婦関係が円滑になる
- それでもやりたいことが見つからない時は、「作る、育てる、見つける、習得する」の4つの視点で考えてみよう
アーリーリタイアして有り余る時間を持てあますのも真実ですが、どんなに高い給料よりも、社会的な肩書よりも、
「好きなときに、好きな人と、好きなことができる」生活を送れることのほうが、私は幸せだと思うんです。
皆さんも今一度、自分の時間の幸せな使い方を考えてみてください!
今日もここまで読んでいただきましてどうもありがとうございます。ではまた!
こちらの記事もごらんいただけると嬉しいです。
FIREするには、もちろん金融資産は必要なのですが、自分の資産に自信がない方はコチラ。
気になる退職金の額ですが、コチラは参考になるはず。
退職後の生活設計、主に家計管理の仕方はコチラの記事を参考にしてみてください。
早期退職後の長期旅行なんかを考えている方は、コチラの記事なんかいかかでしょうか。
コメント